寄生獣
Posted on 3月 26th, 2010 @ 9:18 PM

書籍名 寄生獣
著者名 岩明 均
出版社 アフタヌーンKC
巻数 全10巻
お気に入り ★★★★★
お勧め ★★★★★

あらすじ-------------------------------

 ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は人間の頭に寄生して全身を                                                              支配し、他の人間を主食にする。寄生後は見た目は人間と全く変わらず、その後「パラサイト」と                                                                    呼ばれ、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に徐々に紛れ込んでいった

平凡な高校生の泉新一にも、一匹のパラサイトが寄生しようとしたものの、頭の寄生に失敗し、                                                                       右腕に寄生する事になってしまった。右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと                                                                      人間の奇妙な共生生活が始まる。                                                                                                                       一方パラサイトは次々と人間を餌として食べ始めていた。パラサイトによるものと思しき事件が頻発                                                                    するにつれて、新一は真実を知る者としての責任を感じるようになる。                                                                                    しかし、新一と自らの安全の確保にしか興味の無いミギーは、どちらにも与する気はなかった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

新一の葛藤と成長、そしてパラサイトとの出会いや、パラサイトとの過酷な戦いによって変わって                                                                        いく、新一の命に対する価値観や生死観などが描かれています。                                                                                                                                                      

感想---------------------------------

言わずと知れた、名作ですが好きな作品なので、ご紹介しました。 

これを読んだ時に、「すごい作品に出会った!」ととにかく感動いたしました。                                                                                  単なる「パラサイトと新一の戦い」ではなく、生きていくとは何か?について考える作品です。                                                                        パラサイトは人間に寄生し生きているのに、人間を食べてしまう。                                                                                         パラサイトの「我々は何のために生まれてきたのか?」と問いかけは、私達人間にも同じで、                                                                   パラサイトと同じく世界や地球に寄生し、破壊していく。パラサイト(人間らしくない)のミギーと、                                                                     人間らしい新一とのやり取りで、新一が悩み、変わっていく姿もとても考えさせられる問題定義                                                                      であると思います。

テンポもよく、グイグイと引き込まれていくこと間違いなしです!                                                                                      ただ、少しグロテスクな表現もありますので、苦手な方は気をつけて下さい(何を?笑)


★★★★★ · アクション · サスペンス · 岩明 均
ぷ~ねこ
Posted on 11月 17th, 2009 @ 6:40 PM

書籍名 ぷ~ねこ
著者名 北道 正幸
出版社 講談社コミックス
巻数 1~3巻~(2009年11月17日現在)
お気に入り ★★★★
お勧め ★★★★

あらすじ-------------------------------

 何の必然性もなくネコばかり出てくる漫画。                                                                                        プ~ねことは、文字どおり定職を持たないネコのこと。全成ネコの98パーセントほどを占める。(本編より)

あらすじ通り、猫が大量に出てきますが、ほとんどが猫である必要がまったくない4コマ漫画です。                                                                哀愁漂う猫、人生(猫生?)に悩む猫(しかし猫だからすぐに忘れる)、猫らしい猫、など、人間味あふれる猫が                                                     たくさん出てきます。それが猫の必要性はありませんが、                                                                                           しかしながら、猫であるということに猫好きにはたまらない何かがあります。

たまに短編ストーリーが入りますが、ジャンルも設定もバラバラで、                                                                                      ギャグなのか真面目なのかサッパリ分からない内容が多いです。
感想---------------------------------

この漫画で感動したところは、今まで読んだ猫まんがの中で最高クラスに入る程の画力です。                                                                      猫が完璧でした。その完璧に表現された猫が真面目な事や格言を言ったり、                                                                                 ちょっとヤラシイ事や世の中の不満を言ったりするのでたまらない。                                                                                       その完成された猫であるからこそ、面白さが増しているのだと思います。

特に猫好きの方なら、読んで楽しめる事は間違いないです。


★★★★ · ねこまんが · ギャグ · 北道 正幸
神罰
Posted on 8月 20th, 2009 @ 6:26 PM

書籍名 神罰
著者名 田中圭一
出版社 イースト・プレス
巻数 全1巻
お気に入り ★★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

手塚治虫、藤子不二雄、永井豪といった大御所漫画家の作品のパロディーを中心とした大御所漫画家にの絵柄を完全にコピーし、下ネタやギャグをやりたい放題にした話を集めた短編作品集です。

 帯には手塚治虫の長女、手塚るみ子の「訴えます!」というお墨付きです。

収録作品

「視線無情」                                                                                                         「泥棒」                                                                                                               「ティズニー部分」                                                                                                        「愛のイキ先」                                                                                                           「乙女バズーカ」  他13編

カバーの裏まで完璧な手塚治虫先生です。 

感想---------------------------------

手塚治虫先生以外の何者でもないくらい、完璧な画力です。人物だけでなく、吹き出しの文字や、バックの絵まで、何から何まで手塚治虫先生です。その絵で思いっきり下ネタなので、手塚先生のファンの方なら噴き出してしまうこと間違いなしです。ここまで似させる事ができるのは、手塚先生をかなり愛しているのだと感じます(笑)

「ティズニー部分 シモ・シモ・シモーヌの章」では、見開き2ページでここまで笑わすことができるのか、と圧巻です。                                                        (あまり褒めると下ネタ好きだと思われるのでこの辺で 笑)

あまり下ネタギャグが好きでない方には、大変しんどい漫画かもしれません。


★★★ · ギャグ · 田中圭一
彼岸島
Posted on 8月 6th, 2009 @ 3:06 PM

書籍名 彼岸島
著者名 松本光司
出版社 ヤングマガジンコミックス
巻数 1~27巻~ (2009年8月6日現在)
お気に入り ★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

宮本明の兄は、2年前に行方不明となっていたが、ある日、明の前に謎の美女が現れる。彼女は行方不明の兄の免許証を持っていた。兄の失踪の行方を知る為、明は高校時代の同級生、西山、加藤、ポン、ケンちゃん、ゆきと共に、謎の美女に連れられ、孤島、彼岸島まで向う。しかしその島は、踏み込んだら最後、恐ろしい吸血鬼が棲む想像を絶する場所だった。

吸血鬼との派手なアクションの中で、仲間との友情、主人公の成長などが描写されています。

2009年夏に実写映画化されるそうです。

感想---------------------------------

ホラーと言うよりは、サスペンス、アクションと言った方がいい作品です。序盤の彼岸島に向かうまでの緊張感と期待感で、すぐに引き込まれる面白さがあります。特に難しい表現もなく、さらりさらりと読んでいける作品だと思います。

丸太(人間が使えるようなものではないと思いますが…笑)や日本刀などを使って戦い、戦いは痛快です。27巻という長さがそうさせるのか、後半は少しダラダラとしている感はありますが、そこは仕方がないかな、と思います。

絵柄に迫力があり、邪鬼(オニ)や亡者などの描写は更に気持ち悪さを出せています。個人的には、主人公が強くなりすぎて、人間特有の人間臭さがあまり表現されていないような気がしました。


★★★ · アクション · サスペンス · ホラー · 松本光司
今日からヒットマン
Posted on 8月 6th, 2009 @ 2:07 PM

書籍名 今日からヒットマン
著者名 むとうひろし
出版社 ニチブンコミックス
巻数 1~13巻~ (2009年8月6日現在)
お気に入り ★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

平凡なサラリーマン稲葉十吉は、飲酒運転で人をはねてしまう。しかしその人は「二丁」のコードネームを持つ凄腕ヒットマンが放り出した死体だった。瀕死の重傷の「二丁」は十吉に自分と家族を殺されると脅されて仕事を頼み、間もなく死亡する。サラリーマンとヒットマンの二重生活を余儀なくされた、痛快アクションです。

感想---------------------------------

サラリーマンとヒットマンのギャップが、とても面白いです。サラリーマンの時の主人公のふにゃけ度と、ヒットマンの時の緊張感の両者が交差することで、深みが増していると思います。

また、拳銃の描写や、アクションシーンが本格的で、銃が好きな方にはより面白く感じられると思います。

程よくエロが入っていて、男性アクション漫画ではバランスの良い漫画だと思います。


★★★ · むとうひろし · アクション
なるたる
Posted on 8月 6th, 2009 @ 12:53 PM

書籍名 なるたる
著者名 鬼頭莫宏
出版社 アフタヌーンKC
巻数 全12巻
お気に入り ★★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

小学6年生の玉依シイナは、小学校最後の夏休みに祖父母の住む島に行き、海でおぼれかけるが、自由に形を変形でき、空も飛べる星の形をした変わった生き物に助けられる。シイナはその生き物を「ホシ丸」と名づけ、行動を共にする。

「ホシ丸」は少年少女の意識とリンクし、自在な能力を発揮する竜の子であった。竜の子は他にも存在しており、他の竜の子の持ち主との出会い、シイナは不可思議な事件にが次々と起こり、竜の子を用いて世界をリセットしようとするリンク者たちの一派との戦いに巻き込まれて行く。社会での淘汰、モラル、愛、生死など、物語を通して語られています。

感想---------------------------------

この作品は、賛否両論あると思います。作中、様々な問題定義的なものがあり、ほぼ読者に丸投げ状態なので、読みながら推考するのが好きな方なら、面白く読めるかもしれません。さらりと読みたい派の方は、微妙だと感じるかもという作品です。私はどちらかと言うと推考派なので、興味深く読みました。

ストーリーは奇抜で、興味深く引き込まれますが、全体的に暗く、鬱的な要素があり、「明るく前向きに」と言った方向性ではありません。だから、読み終わってからちょっと疲れました(笑)また、絵柄の可愛さと裏腹に、子どもたちの考え方や表現の残酷な描写が多く(特に後半の巻から)そのギャップが何とも言えない感じになりました。

総合的には、内容や人物の描き分けがたまに分かりづらい部分がありますが、面白く読める作品だと思います。

作品に取り組んでいたころの作者の精神状態は決して正常とは言えなかったと言われています。真偽の程は不明ですが、作品を読む限りは察することができると思います。


★★★ · サスペンス · 鬼頭莫宏 · SF
やっちまったよ一戸建て!!
Posted on 7月 31st, 2009 @ 6:01 PM

書籍名 やっちまったよ一戸建て!!
著者名 伊藤理佐
出版社 A5判 双葉社・文庫 文藝春秋
巻数 全2巻
お気に入り ★★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

バツイチ独身の三十路の漫画家が、勢いで一戸建てを建てた話をエッセイマンガ化したものです。

男ナシ、お金ナシ、信用ナシの作者が突如、7千万で家を建てる事を決意し、右往左往する様子を面白可笑しく紹介されています。一人で銀行にお金を借りに行ったり、設計士や工務店の方との交渉、1から間取りを考える難しさ、などなど、「人生最大の買い物」の家が建つまでのドキュメンタリーコメディーです。

現在、作者は漫画家の吉田戦車先生と再婚されています。

感想---------------------------------

これから家を建てよと思っている方は、是非読んで頂きたい漫画です。家を建てるには、様々な作業があり、簡単な事ではないんだなぁ~と感じました。

また、家を建てる作業の中での伊藤理佐先生の、ちょっと女を捨てている感じなどのひととなりがとても笑えます。


★★★ · エッセイ · ギャグ · 伊藤理佐
地下室
Posted on 7月 28th, 2009 @ 10:36 PM

書籍名 地下室
著者名 伊藤潤二
出版社 朝日ソノラマ
巻数 全1巻
お気に入り ★★★
お勧め ★★★

あらすじ-------------------------------

伊藤潤二の短編集です。

収録作品

「地下室 富江 PART3」

「首幻想」                                                                                                                       主人公、押切トオルは、親友の中島を「背が伸びた」せいで殺して庭に埋めた。                                                                                押切は、もっと深く埋めなおす為に掘り起こしたのだが、中島の死体の首が伸びている事に                                                                       気がついた。その日から押切の身に奇妙な事が起こり始める…。                                                                                      この押切君は、その後シリーズ化されます。

「シナリオどおりの恋」                                                                                                                 「リ・アニメーターの剣」                                                                                                                             「写真 富江 PART4」

感想---------------------------------

この短編集は「富江シリーズ」第2弾になります。

伊藤潤二短編集の第2弾ですが、富江色がかなり濃い一冊だと感じました。                                                                                富江が前短編集に比べ、性格も悪く、気持ち悪さも更にパワーアップしている様に思われます。

押切君は、その後シリーズ化され、さまざまな異世界のお話が続きます。                                                                                 押切君は、コンプレックスの塊で、根暗で、カッコイイ性格とは言えませんが、私は結構好きです。


★★★ · ホラー · 伊藤潤二
屋根裏の長い髪
Posted on 7月 26th, 2009 @ 11:23 PM

書籍名 屋根裏の長い髪
著者名 伊藤潤二
出版社 朝日ソノラマ
巻数 全1巻
お気に入り ★★★★★
お勧め ★★★★

あらすじ-------------------------------

伊藤潤二の短編集です。

収録作品

「富江」                                                                                                               伊藤潤二の中でシリーズ化され、映画などの映像作品にもなっている作品の第1回作品です。                                                                       富江に出会った男達は彼女を慕い、狂い、殺し、そして死体をバラバラにしてしまいます。                                                                         最初の富江は高校生で、クラスのメンバーにバラバラにされ、各自一人づつその肉片を処理                                                          する、というところから始まります。                                                                                                       「富江シリーズ」を順番に読みたい方は、この短編集から読んでみて下さい。

「富江 PART2=森田病院編」                                                                                                 「顔泥棒」                                                                                                                        「バイオハウス」

「睡魔の部屋」                                                                                                                      マリの彼氏、雄二はもう3日も寝ておらず、眠ると「ヤツ」が現れると言う。                                                                                 雄二はマリに眠ったら起こし、腕にガムテープを巻けと頼むのだが、                                                                                  雄二が眠った後、そこでマリが見たものは…!?

「悪魔の理論」                                                                                                                      「屋根裏の長い髪」

感想--------------------------------- 

伊藤潤二の短編作品(に限らずですが)は、非常にクオリティーが高く、普通では考えられない様な内容、オチになっています。想像を絶する話とは、このようなものを言うのかしら、と思わせます。

また、絵も美しく読みやすいです。

ホラーと言うよりも、「奇妙な」 「奇怪な」「不思議な」「異世界的な」の様な表現が合うと思います。なので、「ホラーはちょっと…」と思われてる方でも大丈夫だと思います。一度読んでみて、潤二ワールドにはまってみてください!

この短編の中の私のお気に入りは、「睡魔の部屋」です。と言う事で、それだけあらすじを少し書いてみました。                                                                                            


★★★★ · ホラー · 伊藤潤二
秘密 – トップ・シークレット
Posted on 7月 26th, 2009 @ 12:35 AM

書籍名 秘密 - トップ・シークレット
著者名 清水玲子
出版社 白泉社
巻数 1~6巻~ (2009年7月25日現在)
お気に入り ★★★★
お勧め ★★★★

あらすじ-------------------------------

舞台は西暦2060年以降の「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」が舞台。現実には存在しない部署。

青木と薪はMRI捜査専門の研究員をしている。「MRI捜査」とは、死後10時間以内の死体から取り出した脳に電気刺激を与え、通常では5~10%しか働いていない脳を120%まで働かせ、死者が生前に「見ていた」映像をMRIスキャナーで再現し、それを基に捜査を行うものです。

個人のプライバシーをすべて見る捜査であるため、倫理上の問題があるとの指摘がされており、警察庁の中でも正式な機関としては位置づけされていない。また、研究所の存続に関わる政治的圧力がかけられており、極めて弱い立場にある。

しかし、検死では解明されない事件が解決できる手段として、捜査員たちは常軌を逸した映像と日々向き合っていた。

多くのものが、慣れることも正気を保つことも出来ず辞めていく中、青木は第九に憧れていて、配属される。薪に異動を薦められるが、青木はあきらめずなかったが、凄惨な犯行や性生活などの映像を覗き見して「秘密」を暴き出すその仕事は想像を絶する過酷なものであった。

最初は読みきり作品として掲載され、その後主人公を変えて連載が開始されました。1巻には、最初に読みきり作品が掲載されています。

単行本1巻発売直後は売り切れが続出、また2008年には、『秘密 〜The Revelation〜』というタイトルで、テレビアニメ化されました。

感想---------------------------------

この作品の読みきりを読んだ時、「画期的な面白い発想のマンガだ~!」と驚きました。SF系のお話が好きな方には、たぶん楽しめるマンガだと思います。

絵がとても綺麗で、少しグロテクスな描写がありますが、それも綺麗に描写されており、さほど苦にならないかと思います。

掲載雑誌、絵柄共、少女マンガ調ですので、男性には(絵的に)読みにくいと感じる方(メガネの旦那談)がおれれるかもしれませんが、レッツトライです!!


★★★★ · サスペンス · 清水玲子 · SF

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